侍ジャパンが宿敵韓国に逆転で快勝 韓国に9連勝 井端監督「勝ててよかった」
<WBSCプレミア12 1次ラウンド第2戦 日本 - 韓国@台北ドーム> 侍ジャパンが宿敵韓国に逆転で快勝、開幕2連勝とし連覇へ向け前進した。先発の柱・高橋宏(中日)が2回に先制点を奪われたが、その裏に紅林(オリックス)の2点タイムリーで逆転。 勝ち越しを許した5回には牧(DeNA)が再び逆転する2点タイムリーを放ち、8回には4番森下(阪神)に1号2ランが飛び出しダメ押した。 明日16日は、スーパーラウンド進出のライバル、地元台湾との無敗対決。侍ジャパンは、先発に才木(阪神)を立て必勝態勢で臨む。 やはり日本一キャプテンのバットは頼りになる。再逆転を許して迎えた5回裏2死満塁の好機。韓国4番手、イ・ヨンハのスライダーに体勢を崩されながらも、中前に運ぶ逆転の2点タイムリーが牧のバットから放たれる。チームを引っ張る男の一打に、ベンチもお祭りお騒ぎとなった。 「2アウトからのチャンスで何とか打ててよかったです。気持ちで打ちました」 牧の一打に刺激を受けた4番森下のバットは7回に快音を響かせる。左中間スタンドに叩き込むダメ押しの1号2ラン。試合を決める一発に「とにかく次につなごうという気持ちでした。最高の結果になってよかったです」と主砲は声を弾ませた。 井端監督は打線のキーマンに、2番小園、4番森下、6番牧の3人の名前を挙げている。小園もこの日は2安打をマークしており、指揮官期待の「三銃士」が機能して勝利へと導いた形だ。 投げては先発高橋宏が4回7安打2失点と少々物足りない内容ながら、何とか試合を作った。3回1失点の隅田、8,9回は藤平、大勢が3人ずつで片付け、終わってみればアジアのライバル韓国から17奪三振の快投だった。 プレミア12初代王者に快勝し、これで韓国には9連勝。国際大会は21連勝となった。「勝ててよかったなと思いますし、こういう苦しい試合になることは試合をやる前から予想がついていました。ある程度、逆転されても接戦で行けたのは良かったのかなと思います。各打者、スコアラーを含めて対策がきっちりできたかなというところで、打つチャンスが広がりました」と井端監督はほっと胸をなでおろした。 明日16日は、地元台湾との無敗対決。才木(阪神)を先発に立て、必勝態勢で臨む。韓国打線を3人でぴしゃりと締め、台湾戦でも力投が期待される大勢は「チケット完売みたいなのですごく盛り上がると思いますし、台湾のファンの皆さんに飲み込まれないように。その中でいい試合をして明日の試合を盛り上げられたらいいと思います」と意気込んでいた。 テレ東リアライブ編集部