民間の研究会 福岡城天守「実在した」と結論 観光のシンボルに
テレQ(TVQ九州放送)
福岡城に天守閣はあったのかどうか議論が続く中、地元の経営者らでつくる研究会が20日、「天守は実在した」と結論付ける報告書を発表しました。 福岡城天守の復元的整備を考える懇談会 山中伸一座長 「福岡城天守は江戸時代初期17世紀始めに建築されたがすぐに短い期間で壊されたとみて間違いない」 福岡商工会議所が事務局を務めるこの研究会は20日の会見で、「復元を迅速に進めることが適切である」とした最終提言を発表しました。福岡城は、江戸時代に福岡藩の初代藩主、黒田長政が築城したものですが、天守閣の存在を示す直接的な資料が見つかっていないことから、その存在は長年、議論が続いていました。この研究会は、今年3月から専門家や有識者による検討を重ね、天守復元に関する市民アンケートで賛成が8割以上を占めたため、「天守の復元には大きな意義がある」と結論付けました。 福岡商工会議所 谷川浩道会頭 「(天守復元で)育っていく人たちが郷土に対する愛情・愛着・誇りを持つ とこれが街づくりの大きな原動力になると思う」 今回の提言書は福岡市などに提出される予定です。
テレQ(TVQ九州放送)