来年50歳、退職してフリーの営業代行を始める予定です。国民年金のみになるので年金が減るのが心配…… 年金を増やすために、iDeCoと国民年金基金どちらが有利ですか?
加入時の注意点は?
注意点は以下の2点です。 1. 任意で脱退できない 国民年金基金は、一度加入すると途中で任意で脱退できません。よって、解約返戻金のように途中でお金が戻ってくることはありません。 2. インフレに対応できない 上記の「加入のメリット3」にも記載のとおり、加入時に年金額は確定していますので、国民年金のようにインフレによって年金額が増えるといったことはありません。
iDeCoと国民年金基金、どっちがいいの?
最大の違いは、確定給付年金と確定拠出年金です。つまり、国民年金基金は支給額が確定していますが、iDeCoは運用成績しだいで給付額が決まりますので、どちらがいいかは加入時点では分かりません。 ただし、この2つは併用できますので、両方に加入するのもリスクヘッジになるのではないでしょうか。併用する場合は、掛金の合計が6万8000円までです。
質問者のケースではどうなる?
冒頭の質問者のケースで考えてみましょう。 国民年金基金は60歳になると加入資格を喪失しますが、国民年金に任意加入していれば国民年金基金にも加入できます。まだ、年齢的にも働くことができそうな年齢ですし、ファイナンスの問題がないようであれば、両方に加入することも考えてはいかがでしょうか。 出典 国民年金基金連合会 国民年金基金 国民年金基金連合会 iDeCo公式サイト 執筆者:田久保誠 田久保誠行政書士事務所代表
ファイナンシャルフィールド編集部