ドロップして止まったボールが動いてペナルティエリアに…/ルールQ&A
救済を受け、ドロップしていったん止まったボールが自然の力で動き出し、ペナルティエリアに入って止まった。次はどこからどうすればいい? 【画像】港区ゴルフ女子 左から美涼さん、みうなさん、エイミさん
ドロップしたボールが動いてしまったあるある
■1 動いて止まった地点からプレーしなければならない。 ■2 元の地点に罰なしでドロップできる。 ■3 元の地点に罰なしでリプレースできる。
2023年の改訂で、「ドロップ、プレース、リプレース」したボールが、風や傾斜などの自然の力で他のコース(OBやペナルティエリアや池、バンカーなど)に転がり込んでしまった場合、罰なしで、元の地点に(分からない場合は推測して)リプレースできることになりました(規則9.3)。 ◇◇◇◇
正解は「3」
2019年までの規則では、止まっているボールが自然の力によって動いた場合は、(グリーン上を除き)あるがままにプレーしなければいけませんでした。(イラスト&ルール解説/小山混)
<ゴルフ規則>(抜粋) 規則9.3例外2 自然の力が動かした球 ドロップ、プレース、リプレースした後に止まっている球がコースの他のエリアに移動したり、アウトオブバウンズに移動した場合、その球をリプレースしなければならない。 プレーヤーが元の球か別の球をドロップ、プレース、またはリプレースすることによってインプレーにした後で、自然の力がその止まっている球を動かす原因となり、その球がコースの他のエリア、またはアウトオブバウンズに止まった場合、その球は元の箇所にリプレースしなければならない(分からない場合は推定しなければならない)(規則14.2参照)。しかし、パッティンググリーン上でリプレースされた球については例外1参照。 規則9.3に違反して誤所から球をプレーしたことに対する罰:規則14.7aに基づく一般の罰。