【面白ストーリー】コルベットの6.2リッターV8エンジンを搭載した「BMW 362i」が販売中 その背景とは?そしてその値段は?
コルベットのエンジンを搭載したBMW 330i(E46)。6.2リッターV8搭載のBMW 362iを販売。
この見た目には目立たないBMW 3シリーズは、ボンネットの下に大きなパワーを秘めている。直列6気筒エンジンの代わりに、コルベットのV8が搭載されているのだ!
一見すると目立たないこのBMW E46には、壮大な秘密が隠されているのだ。BMWは、「E36シリーズ3」にV8エキゾーストワークスを設定したことはない。すでにさまざまなチューナーが第4世代の「3シリーズ」にV8、さらにはV10エンジンを何度か移植しているが、ほとんどの場合、それらは「M5 E39(S62)」や「M5 E60(S85)」などから借用したBMWエンジンである。 このブラックのDIYコンバージョンは違う。「362i」と命名され、その名前の通り6.2リッターエンジンが搭載されている!
このBMWは、アメリカのオークションプラットフォーム
「bringatrailer.com」に出品されている。もともと「E46」は、まったく普通の「330i」として工場から出荷されたものだ。その直6エンジン(M54)は231馬力を発揮したが、前オーナーの一人にとっては明らかに物足りなく、もっと大きなものが必要だったようだ。素晴らしい直6エンジンが降ろされ、V8が搭載されたのだ。BMWのV8エンジンは高価なため、彼はGM製の「LS3」を選んだ。
排気量6,162cc、最高出力436馬力、最大トルク575Nm。この強力なV8を「3シリーズ」に搭載するためには、いくつかの適合作業が必要だったが、最終的にはすべてが納まった。中古エンジンだったため、ベアリングシェルなどの消耗部品は取り付け前に交換された。
ベンチテストでは465馬力
動力伝達は6速マニュアルギアボックス(トレメックT56)が担当し、パワーを後輪に伝える。ほとんど簡潔に、売主はオークションの説明の従属条項で、トラクションコントロールが機能しないことに言及している。ベンチテストでは、「362i」の出力は465馬力と測定された。
このパワーを路面に伝えるには、エンジンのスワップだけでは不十分だった。「E46」のシャシーとフロントエンドも改造された。さらに、パワーをかけすぎるとマウント部に亀裂が入る恐れがあったリアアクスルも強化された。ストップテックのブレーキシステムも装着され、減速性能が向上した。
【関連記事】
- OBD2診断機ってどうなの? OBD2スキャナー「CARLY」で愛車診断 フォルクスワーゲン ポロ編
- 【バイヤーズガイド】BMWのベストセラーSUV「BMW X1」多くのバリエーションとエンジンの中どれがお勧め?
- 【このケイマンなんぼ?】ニュルブルクリンク用に改造された325馬力「ポルシェ ケイマンS」販売中 その値段は適切か?
- 「Mclaren Senna(マクラーレン セナ)」のDNAを有する「Mclaren 750S(マクラーレン 750S)」をエストリルでテストする
- 【このクルマなんぼ?】80~90年代のアイコン歌手 ティナ ターナーの所有したメルセデスSクラス(W140)その落札想定価格は?