集中力持続に「休憩をこまめに取る」が半数に、PCAがベテラン経理・総務担当者を調査
ピー・シー・エー(PCA)は、勤続10年以上のベテラン経理・総務担当者106人を対象に、業務に関する実態調査を実施した。 まず、仕事中の集中力を持続するための方法として、「休憩をこまめに取る」と回答した人が最も多く、約半数にのぼった。集中力が切れる瞬間は「職場がうるさくなった時」が31.1%で最多となり、職場環境に左右されることがわかる。 繁忙期としては「四半期決算期」(29.2%)、「年末」(19.8%)が多数を占め、繁忙期に行う業務は「決算業務」が55.3%と最多の結果となった。さらに、10年を通して職場環境が改善されたと感じる人は3割を超え、そのうち約7割が「ペーパーレス化」を挙げた。 最後に、10年以上同じ職種を続けられた理由を聞くと、「仕事の安定性」(36.8%)や、「自分のペースで仕事を進められた」(34.0%)が挙がった。 今回の調査では、勤続10年以上の経理・総務担当者の、集中力を持続するための工夫や10年間の業務内容・業務環境の変化について明らかになった。とくに、ペーパーレス化や自動化の進展が挙げられ、働き方改革に沿った改善が進行している。現在は、業務支援システムの導入などが多く普及されていることから、経理・総務業務の負担軽減を実現しており、この先10年のバックオフィス環境の進化が期待される。