レイズ・キャッシュ監督は筒香の”メジャー1号”と出塁率10割を絶賛「彼は厳しいボールを見送る自制心を持っている」
地元タンパベイのラジオ局WDAEは、「ヨシ・ツツゴウのストライクゾーンを見極める目は引き続き完璧だ。驚異の日本選手(の筒香)が、この春初のホームランを放ったのを含めて、2日続けて2打席ともに出塁した」と報じた。筒香は、先頭打者として迎えた2回の第1打席もレッドソックス先発のターナー・ホークから四球を選んでおり、前日のヤンキース戦から4打席2安打2四球で10割の出塁率をキープしている。 同じく地元のタンパベイ・タイムズ紙は「レイズのヨシ・ツツゴウは、また一度、話題を作った!」との見出しを取り、「左腕投手から反対のフィールドへの本塁打を放ったレイズの新スラッガーはまだ1度もアウトになっていない。次は三塁でプレーする」と伝えた。 記事は「筒香は、どこかの時点で、ほぼ確実にアウトに取られるだろう。だが、ここまでプレーした親善試合の2試合で筒香は、一度も打ち取られることなく、デビュー戦での安打と四球に続き、月曜は、また四球を選び、そして初本塁打を放った」と、こちらも本塁打と同時に出塁率10割に注目した。 また「キャッシュ監督は、彼が新しいチームメートにいかに早く溶け込んでいるかについても言及した。『これは良いサインだ』と話している」とも伝え、「筒香が、本塁打の後にホームプレートを踏むと、遊撃手のウィリー・アダメスがわずかにお辞儀をしてあいさつし、筒香もそれに対して返してみせた」と、日本流の”お辞儀”が、チームの新しい儀式としてスタートしたことが、チームメイトに受け入れられている証だと報じた。 さらに筒香の今後の予定についても触れ、オープン戦のデビュー戦ではレフト、この日はDHに入った筒香は、明日25日(日本時間26日)は休養を取り、26日(日本時間27日)のツインズ戦では三塁でスタメン出場する方向だという。ツインズにはドジャーズからトレードで移籍した前田健太が所属している。 同紙は、筒香が昨季横浜DeNAで三塁手として27試合に先発して1失策で、2012年には89試合に先発して6失策、10年のキャリアで三塁手として計127試合に出場していることを紹介。その上で「筒香を時々三塁で起用できるかを見極める最初のテストとなる。彼は、すでに月曜日から内野手として試合前の練習を始めており、キャッシュ監督は『異なるプレーや状況でコミュニケーションに余裕を持てるように、しばらくこういう起用(外野、DH、三塁のすべて)を続けることになる』と話している」とも伝えた。 筒香は、オープン戦2試合で強烈なインパクトを残すことに成功している。