レイズ・キャッシュ監督は筒香の”メジャー1号”と出塁率10割を絶賛「彼は厳しいボールを見送る自制心を持っている」
タンパベイ・レイズの筒香嘉智選手(28)が現地時間24日(日本時間25日)、フロリダ州ポート―シャーロットで行われたレッドソックスとのオープン戦に「5番・DH」で先発出場し、4回二死走者なしで巡ってきた第2打席で左中間へオープン戦初本塁打を放った。左腕のリリーバー、ジェフリー・スプリングスのボール2からの143キロのストレートを逆らわず逆方向へ。大きなアーチを描いた打球は、左中間のスコアボードを直撃した。筒香の衝撃的な”メジャー1号”を米メディアは速報で伝えた。 大リーグ公式サイトは「レイズの新たな強打者、筒香が初本塁打を打ち込む」との見出しを取って”メジャー第一号”をピックアップ。「筒香は、このスプリングトレーニングの結果がメジャーの成績に含まれないことを理解しているが、わずか2試合目で最初の本塁打を放ったことについて気分を良くしている」と伝えた。 記事は「筒香は4回にレッドソックスのジェフリー・スプリングスが2-0から投げた速球を叩き、左中間デッキへと打球を運んだ。月曜日にシャ―ロッテ・スポーツパークで行われた2-2の試合で、筒香は、レッドソックスに対してタンパベイの先取点をもたらした」と紹介。「この春の最初の2試合で、筒香は、まだ凡退していない。彼は4度打席に立ち、2打数2安打、単打が1本と本塁打が1本で、四球を2回選んでいる」と、メジャーの公式サイトは、そのパーフェクトな出塁率を評価した。 さらにケビン・キャッシュ監督の「彼が打席で四球を選び、厳しいボールを見送る自制心を持っていることに我々、全員がとても満足している。彼は、とても厳しいボールで攻められているが、ホームプレートから離れて立ち、投手に(ゾーンの)幅を与えてしまうようなことはしない。それが最も心強い点だ」との声を伝えた。 キャッシュ監督は、筒香の選球眼と、その打席の位置にメジャーで成功するという手ごたえを感じ取っているのかもしれない。