“裏金”逆風の中……岸田首相、9年ぶり「国賓」訪米の思惑 贈り物に込めたメッセージ【#みんなのギモン】
■「得意の外交」で政権浮揚なるか?
桐谷キャスター 「外交に力を入れているのも分かりますし大事だというのもありますが、国内の裏金問題などもありますから、そこもしっかりしてほしいなとは思いますね」 小野解説委員 「そう思っている方は多いと思います。首相周辺は『得意の外交で政権浮揚につなげたい』、政府関係者も『裏金問題での逆風を少しでもアメリカで変えることができたら』と話します」 「去年もいわゆる統一教会の問題などで追い込まれた局面を、電撃的なウクライナ訪問やG7サミットといった外交の成果を上げることで政権浮揚につなげていました」 「今回、首相に同行取材している日本テレビ・政治部官邸キャップの平本典昭記者は『岸田首相は得意の外交で政権浮揚を狙っている。ただ裏を返すと、この厳しい局面を打開できるのは外交しか残っていないという危機感もあるのではないか』と話します」 鈴江アナウンサー 「かつてないほど安全保障環境が厳しいという認識の下、岸田首相は外交を進めています。そういったことをリアルに感じて理解を深めるのは難しいですが、トップ同士が会って決めていくことはとても意味が大きいので、しっかり注目したいと思います」 小野解説委員 「世界情勢が不安定な今、日米の首脳がどんなメッセージを出すのか。首脳会談は日本時間の11日未明です」 (2024年4月10日午後 4 時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)