川島海荷が1話3分の連続ドラマに初挑戦 成長するショートドラマ業界で「切り開いていく感覚が好き」
女優、川島海荷（30）が23日からショートドラマ配信アプリ、BUMPの「インスタントループ」（全15話）に主演。1話約3分の作品に初挑戦し、国内市場は1500億円規模に成長すると予測されるショートドラマ業界で注目を集めている。 人の良いOLが〝最後の晩餐〟となるカップ麺を作る3分間にタイムループして人生のやり残しと向き合うオリジナルのコメディー。SNSのショート動画普及や、多様化するエンタメ業界で一つのコンテンツに使う時間短縮の傾向が加速する中、「BUMP」は短編作品を多数配信し、ダウンロード数は150万を突破。新たな動きに川島は「新しいドラマの可能性を追求したい」と笑顔で明かした。 3分ドラマの特徴として「主演なのでほぼ出ずっぱり」と説明。実験的な撮影手法として「3分間移動しながらしゃべり続ける私を手持ちカメラで追っかけたり。一発撮りでスピード感と臨場感は伝わると思います」とアピールした。 撮影については「昔の私なら緊張で噛みまくったかも」と振り返るが、近年は舞台を中心に活躍。「一発勝負の舞台を多く経験してから本番が怖くなくなった」と成長を実感している。コメディーについても「昔は自分が湿っぽかったのか、勝手に苦手意識がありましたが、舞台で鍛えられて楽しめるようになった」と付け加えた。 昨年末に所属事務所を退所して現在はフリーで活動。「仕事のオファーも自分で判断して、出張手当の処理や撮影現場の差し入れも考えたり…事務作業は大変ですが、今まで気付かなかったことを知ったことで、周りの方々の支えに感謝しながら、今まで以上に仕事に対して責任を感じるようになりました」と明かした。 自身は2006年の日本テレビ系「誰よりもママを愛す」で子役デビュー。「私はテレビドラマ出身と思っていて、映像作品も頑張っていきたい」と抱負を語る一方、「何かを切り開いていく感覚も好きです」と新境地の開拓にも意欲的だった。（山内倫貴）
