髙石あかりは大化けするか? NHK朝ドラ「ばけばけ」ニューヒロイン抜擢に涙、涙
2025年度後期のNHK朝ドラ「ばけばけ」のヒロイン発表会見が29日、NHK大阪放送局で開催。お昼の「列島ニュース」で異例の生中継され、話題になっている。 【写真】黒島結菜ベリーショート髪が“蓮舫”かと話題 司会に呼び込まれて壇上にあがったのは、女優の髙石あかり(21)。 白い着物姿で登場した髙石の目はすでに真っ赤。「自分は小さい頃からヒロインになるのが夢で、実感がわいて、みなさんの温かい表情に胸がいっぱいになりました」とうれし涙をこぼした。 その後、午後2時台には、スタジオに生出演。高瀬耕造アナ(48)に会見冒頭から涙があふれてしまったことを聞かれると「最終オーディションで意気込みを聞かれた時も泣いてしまいました。それくらい小さい頃からの夢で、こうしていることが信じられないです」と初々しく答えた。 高瀬アナは、「これまで何人か朝ドラのヒロインの方にインタビューさせていただいていますが、こんなに早い段階でお会いできたのは初めてです。まだ1年前ですからね。これはすごく深い意味があると思っていて、朝ドラというのはヒロインや主人公の成長物語であると同時に、演じる俳優の皆さんの成長物語でもあると感じるならば、ここから髙石さんがどういうふうに成長していくかがすごく楽しみです」とした。 「ばけばけ」は、怪奇文学作品集「怪談」を発表した小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの妻・小泉セツをモデルにした物語。髙石は小泉セツをモデルとした松野トキを演じる。 ■三度目の正直で2892人から大抜擢 髙石は2014年、12歳の時に芸能界入りし、16歳の時に俳優として本格始動。NHKでは23年に「わたしの一番最悪なともだち」に出演したが、まだ無名の若手女優。朝ドラオーディションは、「舞いあがれ!」「あんぱん」に続いて3度目らしく、三度目の正直で、2892人の応募者の中から抜擢された。TVコラムニストの桧山珠美氏はこう話す。 「どんな大物女優さんが出てくるのかと思ったら、意外な女優さんで驚きました。『わたしの一番最悪なともだち』ではいい演技をしていましたが、決して知名度があるとは言えません。確かにここのところ、伊藤沙莉、橋本環奈、今田美桜と有名どころが続いているので、フレッシュでいいと言えると思います。朝ドラには、主演女優が物語が進むにつれ演技がうまくなっていく成長を見る楽しみもありますから、どんな演技を見せてくれるのか楽しみですね」 一方、日刊ゲンダイの今年の新春号「絶対来る! 2024年 ブレークする7人の美女」の記事で、「個性的な存在感と深みのある演技で注目を集めている」として髙石あかりの名前をあげていた女優・男優評論家の高倉文紀氏はこう語る。 「後期の朝ドラの制作を担当するNHK大阪は、時として、こうしてまだ知名度が高くない人をオーディションで思い切って採用することがある印象です。波瑠(15年後期『あさが来た』)、芳根京子(16年後期『べっぴんさん』)、葵わかな(17年後期『わろてんか』)などが朝ドラからブレークしていきましたが、久しぶりなので楽しみです」 さらに高倉氏は髙石の印象についてこう付け加えた。 「昨年インタビューした時は、当時のそれまでの役柄のイメージに反し、表情豊かで明るくて元気なイメージでしたね。同時に、気になった言葉や目標は、いつも手帳に書き記していたり、台本にもたくさん書き込みをするということなども話していて、明るさや親しみやすさと同時に知的な一面を持ち合わせていることも感じました。実力派女優に成長していくポテンシャルは十分あると思います」 まさに本格女優に“化ける”可能性を秘めたフレッシュなニューヒロインの誕生だ。 ◇ ◇ ◇ 朝ドラの主演俳優は生贄なのか。これまでに多数の女優が撮影期間中にダウン寸前に追い込まれてきた。関連記事【もっと読む】ダウン寸前説の橋本環奈は10月と3月に危機?広瀬すず、芳根京子、夏菜もNHK朝ドラ撮影で“精神崩壊”…では、女優たちが直面した“精神崩壊”の危機について伝えている。