投票者総数で集計ミス 唐津市、最高裁裁判官の国民審査で 「コピペ」が原因
唐津市選挙管理委員会は31日、衆院選と同時に実施された最高裁裁判官の国民審査(27日)について投票者総数に誤りがあったと発表した。別のデータをコピー&ペースト(コピーして貼り付ける行為、コピペ)して期日前投票者数を41人多くカウントし、誤った投票者総数を県選管に報告していた。 市選管によると、26日に「期日前投票者数」を集計する際、選管職員がデータ入力を1人で行った。正しい集計値はあったが、小選挙区のデータを同数だった比例代表にコピペし、そのまま誤って国民審査にもコピペしていた。27日未明に選管事務局長が確認したが、見落としていた。 誤った数字のまま、27日の当日投票者数も含めた投票者総数を県選管に28日未明に報告。28日夜に県選管に提出する資料を作成する際、当該職員が数字が合わないことに気づき、29日に県選管に修正報告した。 市選管の宮本喜行事務局長は「提出前にはみんなで観覧することを基本としているが、確認が甘かった。データ作成時と報告時に複数職員によるチェック体制を確実にしたい。一つ一つ入力するようにも改めたい」と語った。(宮﨑勝)
宮﨑勝