6日夜から7日未明にかけて、福島県内では火事が相次ぎ、郡山市では住宅が全焼して、焼け跡からひとりの遺体が見つかりました。 ▼【画像を見る】郡山市と福島市の火災現場 立ち昇る炎と黒い煙、消火が行われますが、建物全体を焼き尽くし、その勢いは収まりません。6日午後9時前、福島市町庭坂で通りかかった人から「2階建ての倉庫が燃えている」と消防に通報がありました。 火はおよそ2時間後に消し止められましたが、木造2階建ての物置が全焼して、さらに住宅の外壁の一部や車などを焼きました。この火事によるけが人はいませんでした。警察と消防で火が出た原因を調べています。 また、郡山市で未明に起きた火災では、住宅が炎に包まれました。 7日午前1時半すぎ、郡山市長者で「建物が燃えている」と、近くに住む人から通報がありました。火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、木造平屋建ての住宅が全焼しました。 この火事で、焼け跡の寝室付近から1人の遺体が見つかりました。火事のあと、この家にひとりで住む阿部惠太郎さん（80）と連絡が取れないことから、警察は、遺体は阿部さんとみて身元の確認を進めています。 消防によりますと、電気ストーブから火が出たおそれもあるとみて、原因を調べています。