「最後だから、泣いている人が多かった」美容専門学校が閉校、授業料は返還されず“夢”はどうなる
校長は、説明会以降、学校での姿が確認できず
31日、学校には名古屋市に本社があるヘア用品の会社の担当者が―― 「学生たちに少しでも力になれば。これからも美容の道でがんばってほしいなという気持ち」(ホーユー 糸岡悠さん) ヘアカラーで使う道具など26人分を渡したといいます。 「すごく喜んでもらえた」(糸岡さん) 一方、保護者は憤りを隠せません。 「警察などいろんな人に聞いても『お金取れない』と。計画的な倒産は法の壁に守られていて、弁護士に聞いて、誰に訴えたらいいんですか『訴える矛先がない』と言われる。どういうこと?って」(愛知中央美容専門学校 保護者) 保護者によりますと、校長は、5月9日の説明会以降、学校での姿が確認できず、職員が学生の進路の手続きなどを行っているといいます。
「最後だから、泣いている人が多かった」
閉校の日を迎えた31日、学生たちが持ち寄ったのは、スナック菓子やケーキなど。 シャンプーの実習をした後、友達と輪になって、ささやかなお別れ会を開きました。 先ほど、授業を終えた学生たちは―― 「みんな最後だから、泣いている人が多かった。わたし、やめちゃうので、みんなバラバラになるので、会えないねってみんな泣いていた」(愛知中央美容専門学校 学生) 国家試験まで一緒に頑張ろうと約束した仲間との突然の別れ。 一緒に卒業式を迎えられない複雑な思いを抱え、6月1日から別々の道で、美容師を目指していきます。