「おそらく相手を間違えたのだろう」 角田裕毅、レースを台無しにしたヒュルケンベルクに対して皮肉…専門メディアは「6位維持は難しい」とRBの今後に厳しい見解
F1第16戦のイタリア・グランプリは9月1日に決勝が行なわれ、ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅はニコ・ヒュルケンベルク(ハース)との接触により、7周でリタイアを喫している。 【動画】ヒュルケンベルクとの接触で角田裕毅が無念のリタイア 週末を通して新しいパーツを導入した「VCARB01」のペース不足に苦しめられた角田は、このホームレースでは16番グリッドからスタートし、すぐに順位をひとつ上げたものの、5周目のターン1で止まり切れなかったヒュルケンベルクにサイドから突っ込まれると、順位を落としながら7周目を終えたところでピットインし、そのままコクピットを降りることを強いられた。 中国GP以来となる今季2度目のリタイアとなった角田は、チームの公式サイト等を通して、「とても悔しいです。スタートから数周後に、ニコとの接触で終わってしまいました。できるだけスペースを空けようとしましたが、彼がブレーキングをミスしてコントロールを失い、僕にぶつかってきたようです」と“受難”の場面を振り返り、以下のように続けている。 「残念ながらフロアにダメージを受けたため、リタイアせざるを得ませんでした。接触後すぐにその影響を感じて、それでも何とかレースを続けようとしましたが、車が滑ってしまい、ドライビングは不可能でした。次はバクー(アゼルバイジャン)とシンガポールでのレースが控えていますが、そこで我々の車は良いパフォーマンスを発揮できるはずなので、良い週末になることを願っています」 また、英国のF1専門サイト『PLANETF1.COM』は、「何が起こったかといえば、白い車(ハース)がかなり遠くからイン側でオーバーテイクを試みて、大量の白煙を上げてコントロールを失い、そのまま僕に突っ込んできたということです。彼は真っ直ぐに突っ込んできたので、僕にできることは何もありませんでした」とのコメントを紹介した。 このインタビューの中で角田は、10秒ペナルティーを受けたヒュルケンベルクに対して、「ペナルティーポイントの追加も必要だと思うし、そうなることを願っています」と訴え(実際に2ポイントが科された)、「今の気持ちは、正直言ってあまり良くありません。かなり悔しいです」と本音を吐露している。
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