【飯塚事件】弁護団は「新証拠で“ある疑問”が解消」状況証拠の一つが崩れるか 裁判のやり直しの可否は6月5日に決定へ 福岡
また、弁護団は今回の女性の証言で、ある疑問が解消したと話します。 その疑問とは事件当日、三差路には女性以外にも複数の人がいたにもかかわらず、女の子たちを見たというのは、女性一人だけだったということです。
■德田弁護士 「もともと、事件当日に子どもたちを見ましたというOさん(女性)の旧供述は、大きな矛盾をはらんでいたんです。それが今回の新供述、法廷での証言で私はそんなこと言っていません。 私が見たのはその日ではありません、別の日ですという証言によって、その疑問点がすべて解消してしまったわけです。」
一方、検察は「女性はみずからの証言が影響して久間氏が死刑になったと思い込み、当時の証言を否定せざるを得ない心境になったもので、信用できない」 などと反論したということです。 女性の証言をめぐる弁護団と検察の応酬に、裁判所はどのような判断を示すのか。裁判のやり直しを認めるかどうかの決定は6月5日に示されます。