提供：サンシャイン水族館

東京・池袋のサンシャイン水族館に暮らすコツメカワウソの親子。 サンシャイン水族館は2024年7月11日、公式Xで子育てに奮闘するコツメカワウソの様子を公開しました。 【写真11枚】コツメカワウソの親と子の攻防戦を画像で見る

コツメカワウソ　5月に3頭の赤ちゃんが誕生

東京・池袋のサンシャイン水族館で暮らすコツメカワウソの親子。 慎重派のお父さん「ラジャ（9歳）」と、好奇心旺盛なお母さん「マハロ（9歳）」。 そんな2頭の間に2024年5月27日、3頭の赤ちゃんが誕生しました。 生まれて1カ月半。この間まで巣箱の中を少しよたよたと動くくらいだったという赤ちゃんたちは急に行動範囲を広げて元気に遊ぶように！ そんな中、子育てに奮闘するコツメカワウソの姿を飼育員が目撃しました。

「遊びたい赤ちゃん」VS「気が気じゃない親」の攻防戦

巣箱の外にある水飲み場で水遊びを始めた赤ちゃんたち。 そんな赤ちゃんをお父さんの「ラジャ」が巣箱に引き戻します。まず1頭… そしてまた1頭…せっせと赤ちゃんを巣箱に戻す「ラジャ」。 しかし、水遊びがしたい赤ちゃんたちは巣箱からすぐに出てきて再び水飲み場へ。 すると今度は「ラジャ」が前足で赤ちゃんを抱き抱えて水飲み場から引きずり出します。 やっと巣箱に戻せた…と思ったらその隙をついてもう1頭が水飲み場へダッシュ！ 「遊びたい赤ちゃん」と「気が気じゃない親」のエンドレスな攻防戦が続きます… 一方で、そんなてんやわんやのお父さんの姿をお母さんの「マハロ」は見守っている様子でした。 飼育員の芦刈さんによると、この時期のコツメカワウソの赤ちゃんは、見るもの・触るもの・口に入るもの、とにかくいろんなことに興味津々で好奇心が旺盛。 ですが生まれたばかりの赤ちゃんは足元がおぼつかないために、慎重派の「ラジャ」にとっては気が気じゃないんだとか。それに対してお母さんの「マハロ」は、お父さんのラジャと比べて、子供たちを自由に遊ばせるタイプのようです。 この攻防戦は5分～10分もの間続くこともあるといい、時に「ラジャ」は赤ちゃんたちに藁をかけて強制的に寝かそうとしたり、巣箱の出口を自分の体で塞いで外に出られなくすることもあるそうです。 この投稿にSNSでは「この家族はいつも わちゃわちゃしているな」「チビちゃんたちは色々な事に興味津々で成長著しいですね～」「愛情たっぷりで見ていてとても癒やされます」などのコメントが寄せられています。