高齢者にスマートウォッチ装着してもらい1日の歩数や体調を記録 健康状態を見える化
FBC福井放送
あわら市でスマートウォッチを使った高齢者の健康調査が行なわれていて、健康状態を見える化し、シニア世代にもデジタル機器に親しんでもらいたいとしています。 あわら市の乗合タクシーを利用する女性の腕にスマートウォッチ。 免許を返納した後、家にこもりがちな高齢者に外出を促し、運動量を増やす方策を探る福井工業大学の研究の一つで、参加者は2週間にわたって、スマートウオッチを装着し、1日の歩数や体調を記録します。 あわら市と福井工業大学は、乗合タクシーの利用者およそ40人を対象にモニター調査を行なっています。 このうち83歳の女性は、調査をきっかけにスマートウォッチを使い始め、乗合タクシーで市内の囲碁サロンへ出かけました。 ■健康調査に参加 「一番良かったのは自分の睡眠が目に見えるところ 朝起きてどんな眠りだったのか、この時間夢を見ていたなとか朝の楽しみがある」 調査後には参加者にスマートウォッチがプレゼントされるということで、市は健康状態の見える化で運動する意識を高め、シニアがデジタル機器に親しむきっかけにもなればと期待しています。