「首にタオルかけ綱引きのように引っ張った」同居する知人男性の首を絞め殺害、遺体をチェーンソーで切断した男らの残忍な犯行 なぜ男は犯行後、被害者に心臓マッサージをして涙まで流したのか「僕が耳が聞こえなくて話を筆談でしてくれたのを思い出した」後編
弁護人: 「なぜ、むかついた」 前田被告: 「僕と優がきれい好きで、部屋をきれいにしていたのに荒らされていてむかつきました」 弁護人: 「被害者の男性は発作で苦しそうに見えたか」 前田被告: 「どうしようとも考えないで、むかつきが大きくなって髪をつかんで頭を床に打ち付けました何も考えてなかったと思います」 ■首にタオルかけ綱引きのように引っ張った その後、被害者の男性の首にタオルかけて2人で綱引きのように引っ張り被害者を殺害した。 弁護人: 「なぜ殺した」 前田被告: 「むかつきが収まってなかったのもあると思います。どっちかがタオルを首にかけて2人で引っ張りました。(タオルは)僕が持ってきた覚えはないです。優だったと思います」 弁護人: 「タオルを持ってきた時どう思った」 前田被告: 「首を締めるのかなと思いました。すぐやめようと思いました」 ■犯行後、救命行為そして涙を流した理由 部屋を荒らされた怒りから何も考えずに暴行を続けたという前田被告。しかし、弁護人からの殺そうと思ったかの質問に対し「いいえ」と答えた。 男性が亡くなったと思い焦った前田被告は山口被告と5分ほど、心臓マッサージなど救命行為を行った。男性が亡くなり前田被告は当時、悲しみ、涙を流していたという。 弁護人: 「なぜ泣いたのですか?」 前田被告: 「仲が良かった時間の方が長かったのと、僕が耳が聞こえなくて話を筆談でしてくれたのを思い出しました」 弁護人: 「殺害した後、どうしましたか?」 前田被告: 「自首しようと思いました」 ■時折、声を震わせる場面も 弁護人: 「自首について山口被告は?」 前田被告: 「捕まったら一緒にいれなくなるからと言われました」 弁護人: 「それを聞いてどう思いましたか?」 前田被告: 「優といたい気持ちが大きくなりました」 被告人質問で、前田被告は男性に対し、「本当に申し訳ないではすまされないことをしたと思います」などと、時折、声を震わせる場面もあった。 裁判は、11月7日に判決が言い渡される。なお、山口被告の公判はまだ始まっていない。
東北放送