通称「トクリュウ」による偽造ロレックスを使った詐欺事件。12月4日男2人の初公判が開かれました。指示役の男は「見た目が大事だから買取店にスーツで行くこと」などを求めていました。 詐欺罪に問われているのは高知市の飲食店経営の38歳の男です。 男は今年8月知人らと共謀の上、愛媛県宇和島市のリサイクルショップに偽造ロレックスを持ち込み、現金388万円をだまし取った詐欺の罪に問われています。男は「間違いありません」と起訴内容を認めました。 検察側の冒頭陳述によりますと男はこの事件の指示役で今年7月ごろ知人に偽造ロレックスを使った犯行を持ちかけられました。第三者に実行させることを提案されたため別の知人に依頼。 実行した知人は男の指示のもと愛媛県の複数の店舗に偽のロレックスを持ち込みましたが、買い取りを拒否され、宇和島市の店舗での犯行に及んだということです。 検察は男が実行役に「見た目が大事だからスーツで来て」と言い入手経路を店側に聞かれた時の対応なども指示していたと指摘。12月中に男の余罪を追起訴するとしています。 また、高知市の飲食店アルバイトの37歳の男の初公判も開かれました。検察側の冒頭陳述によりますと、この男は実行役が乗った車を運転し、犯行時監視をしていました。男は起訴内容を認めています。