【京大・吉田寮訴訟】一部学生の立ち退きを求めない判決「寮生らは自治会による自主運営に大きな意味を見いだして入寮」 寮生側は“主張が認められなかった学生がいる”として控訴を検討
「寮生らは自治会による自主運営に大きな意味を見いだして入寮」
そして迎えた2月16日。判決を見届けようと、傍聴券を求めて200人以上が集まりました。注目が集まる中、京都地裁が言い渡した判決は、“一部学生を除き立ち退きを求めない”というものでした。
判決文によりますと、「寮生らは自治会による自主運営に大きな意味を見いだして入寮しており、代わりの宿舎を提供するからといって、目的が達成されたとは言えない」などとして、2017年12月までに入寮している学生については立ち退きを求めないとする判決を言い渡しました。 判決を受け、被告となった寮生は次のようにコメントしました。 (被告となった寮生)「大事なのは『勝つ負ける』ということより、安心してお金のない学生が楽しく住める場所があると良いなと思うので、それに向けて大学とこれからしっかりやり取りができればと」 寮生らは、主張が認められなかった一部学生がいることから、控訴を検討するとしています。 (2024年2月16日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)