【速報】「ウイルスにかかっています。シャットダウンできません」 大阪・熊取町立小学校で教師のパソコンが何者かに乗っ取られる 約170人分の個人情報が漏えいか
大阪府の熊取町立小学校で、教師が以前勤めていた別の小学校の児童、約170人分の名前が載った指導記録などの個人情報が漏えいした可能性があると町教育委員会が発表しました。 熊取町教育委員会によりますと先月29日、町立小学校で4年生のクラスを受け持つ女性教師(30代)がパソコンで資料を作成していたところ画面が突然停止し、「ウイルスにかかっています。シャットダウンできません。ここに電話してください」と505から始まる電話番号が記載されたメッセージが表示されたということです。 教師が電話をかけると「エスケープキーを10秒押しなさい」などと具体的な操作を指示され、従うとパソコンが遠隔で操作されるようになり、修理代として3万円を請求されました。不審に思った教師は電話を切り、パソコンを強制終了。その後、再起動したところ、デスクトップ上の2つのフォルダに入ったデータがなくなっていたということです。フォルダにはクラスの学級通信や教師が去年度まで勤めていた岸和田市立小学校の児童約170人の名前が載った指導記録などの個人情報が入っていました。 現時点で被害の報告はないということです。町教委は今後、町内全ての小中学校にインターネット環境での個人情報の取り扱いはしないことを徹底し、再発防止に努めるとしています。