清水庁舎の耐震性 より低いことが判明 当初調査では南海トラフ巨大地震の余震で倒壊可能性…静岡市が避難誘導計画さらに見直しへ【独自】
静岡放送
静岡市の清水庁舎の耐震性能について、市は、2024年4月に公表した解析よりもより耐震性が低い診断結果が出たことがわかり、あらためて住民説明会を開く方針であることがわかりました。今後、避難誘導計画を見直す方針です。 清水庁舎をめぐっては、2022年度に、現在の庁舎を改修することが決まりましたが、静岡市は2024年4月、耐震診断で南海トラフ巨大地震の余震により、倒壊の可能性があるとする結果が出たと発表しました。 そこで市では、津波避難ビルの指定を解除する方針を示し、一部の部局を一時的に移転させるため、1億600万円の予算案を計上しました。 関係者によりますと、その後、新たに行った耐震性を調べる評定委員会で、低層階の耐震性能が前回の調査結果よりも、より低いと判断されたことがわかったということです。 市は2024年7月に避難誘導計画を改定していますが、今回の結果を受けてさらに見直す方針だということです。また、あらためて住民説明会を開き、巨大地震発生時の避難場所などについて説明する予定だということです。
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