「えーっ!!!」県民栄誉賞・橋本勝也選手にサプライズ 登場したのは「僕の今につながっている」人 福島
25日朝、福島県庁に万雷の拍手が響きました。そこに、やや硬い表情で登場したのは、車いすラグビー日本代表の橋本勝也選手(22)です。それでも、県職員から花束を受け取ると、笑顔を見せました。 ▼【画像を見る】サプライズで登場したのは… パリパラリンピック車いすラグビーで、史上初の金メダルを獲得に大きく貢献した三春町出身の橋本選手。チーム最年少ながら、最多の79得点を挙げ、若きエースとして活躍しました。 内堀知事「日本初の金メダル獲得に大きく貢献され、県民に希望と勇気を与えました」 その橋本選手に25日、県民栄誉賞が贈られました。県民栄誉賞が贈られるのは、2018年の西田敏行さん以来、5人目です。 橋本選手「福島県民の皆さまの応援が僕自身力になっていた(今後も)福島を拠点に車いすラグビーを通して皆さんに何かを伝えられればいい」 そして、授賞式の終盤には、こんなサプライズも…。 ■橋本選手が「えーっ!!!」登場したのは… 内堀知事「リアルでお会いしてほしい方がいるので、ちょっとお願いします」 橋本選手「えーっ!!!」 山崎恵子さん「県民栄誉賞受賞、おめでとうございます」 サプライズで登場したのは、小学校時代の恩師、山崎恵子さんです。世界の頂点に上り詰めた橋本選手の原点は、山崎さんの言葉でした。 橋本選手「やはり一番印象に残っているのは、体育の授業で『車いすから降りてできることはやろう』と。その一言があったから、体を動かすことの楽しさというのを体で実感することができて、本当にその一言が僕自身の今につながっているなと」 教え子の成長に山崎さんは…。 橋本選手「本当に子どものときから負けん気が強くて、がんばり屋だったんですが、ここまでとは想像できなかったのでその成長ぶりに感激しています」 ■「人生がガラッと変わった」車いすラグビーの魅力は 三春町からオリンピックの頂点に立った橋本選手。次のオリンピックでの連覇を見据えつつ、まずは、その前に予定されている世界選手権で世界一のプレーヤーになることを目標にしています。