大津か?東海大星翔か?全国高校サッカー選手権熊本県大会決勝の見どころ
対して、7年ぶりの全国の舞台を狙うのは東海大星翔。準決勝では、熊本国府と延長PK戦までもつれ込む死闘を繰り広げました。前半開始早々、東海大星翔をアクシデントが襲います。ゲームキャプテンの中村勇心選手が膝を負傷し、担架で運ばれる事態に。キャプテンマークはMFの10番、丸野陽選手に託されました。そんな丸野選手は、得点にこそつながりませんが、次々と攻撃のチャンスを生み出します。 さらに、守備では東海大星翔のGK、2年生の水口然斗選手。体を張って国府の猛攻を食い止めます。
延長までもつれ込むも0対0。勝敗はPKにゆだねられます。最初のキッカー、丸野選手が冷静にシュートを沈めると、キャプテンマークはGK水口選手に。熊本国府の3人目のシュートはゴールポストに弾かれ、枠の外に。流れを引き寄せます。5人目の決めた東海大星翔がPK戦を制し、決勝進出を決めました。 7年ぶりの全国へ駒を進めることはできるのか。
■西岡大輝監督 「人もボールも動くサッカーですし、質の部分を今年、その前からつないできているので、その集大成をここで一つ見せたい。僕たちはチャレンジャーですので、大津は今、プレミアリーグ一位を走っていますし、大津の山城(監督)は僕の後輩ではありますけども、リスペクトしていますので、最大限に胸を借りる気持ちで生徒にはプレーしてもらいたい」
■中村勇心キャプテン 「個人個人のレベルが高くて粘り強く戦えるチーム。(攻守の)切り替えのところと、シュートの最後の質というところはこだわってきました」
■丸野陽選手 「自分たちはここを目標にしてきたわけじゃないんですよ。決勝で勝って全国に行って、最後チームに恩返ししたい」 (宮澤圭太アナウンサー) 大津はプレミアリーグで最多得点最少失点の首位を走っています。しかし、期待された夏のインターハイは初戦敗退。それ以降、「勝ちきれるチーム」作りに取り組んできました。 対する東海大星翔は、1年生の時から試合に出ている選手が多いですが、新人戦はベスト8、県総体もベスト4止まり。全国を目指す最後の戦いで「夏からの成長を見せる」と意気込んでいます。 全国高校サッカー選手権熊本県大会大津対東海大星翔の試合の模様は、11月16日(土)の正午からKKTで生放送します。