沖縄本島、警報級の大雨の恐れ 台風25号の接近で 17日ごろから停滞、再び災害の危険も
気象庁によると、強い台風25号は14日午後6時現在、時速20キロで北西へ進んでいる。今後は北上し、17日には先島諸島の南海上へ進む見込み。沖縄本島地方では16~17日ごろにかけて、命に危険を及ぼすような警報級の大雨が降る恐れがあり、沖縄気象台が警戒を呼びかけている。 【動画】水没した車・濁流が流れ込んだ集落 沖縄北部を襲った豪雨の爪痕 台風の中心気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートル。中心から半径95キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。 15日に予想される最高潮位は宮古島地方で1・3メートルとなり、海岸や河口付近の低い土地では、高潮による浸水や冠水に注意が必要となる。先島諸島では16日からしけ、17日ごろには大しけが予想されている。 沖縄気象台によると、台風25号は17日ごろからほとんど停滞するため、沖縄本島地方と先島諸島では向こう1週間、曇りや雨が続く見通し。本島北部では9~10日ごろの豪雨で地盤が緩んでいる所があり、再び災害が発生する恐れがある。夜間などの警報発表にも備えるよう呼びかけている。(社会部・末吉未空)