【MLB】レッズ監督解任のデービッド・ベルがブルージェイズのフロントオフィス入り 編成副部長兼GM補佐に就任
ブルージェイズは今季終了間際にレッズの監督を解任されたデービッド・ベル氏が編成副部長兼GM補佐としてフロントオフィスに加わることを発表した。ベルは2018年シーズン終了後にジョン・ギボンズ監督が退任したあと、ブルージェイズが新監督候補として面接を実施した人物の1人(最終的にはチャーリー・モントーヨが就任)。6年越しにブルージェイズへ加入することになり、フロントオフィスの一員として様々な役割を担う見込みだ。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ ブルージェイズはベルのフロントオフィス入りを発表した公式声明のなかで「ベルは選手育成部門とフィジカル・メンタルパフォーマンス部門を統括し、メジャーの戦略的計画の決定にも関わるほか、選手の評価か獲得に関する助言も行う予定だ」と発表。これまで、ブルージェイズのフロントオフィスはマーク・シャパイロ球団社長とロス・アトキンスGMの2人が中心となってきたが、2016~17年のベン・チェリントン(現パイレーツGM)と同様に、ベルはこの2人のサポート役を担うことになる。 現在、ブルージェイズのフロントオフィスにはアストロズ前GMのジェームス・クリック氏も在籍しており、野球戦略副部長を務めている。クリックもシャパイロ球団社長とアトキンスGMをサポートする立場であり、ベルと似た立ち位置と言えるだろう。なお、ブルージェイズのGM補佐はマイク・ムロフ、ジョー・シーアン、ベルの3人体制となるが、選手育成の部分への関与はベルが最も大きくなるとみられている。 現在52歳のベルは2019年から今季までレッズの監督を務めた。もともとはメジャーで12年間プレーした内野手であり、2001年はマリナーズでイチロー、2002年はジャイアンツで新庄剛志とチームメイトに。引退後はレッズのマイナーで監督を務めたあと、カブスとカージナルスでコーチを務め、2018年はジャイアンツのフロントオフィスで選手育成副部長を担当した。