共通テスト、初日終える 能登地震被災地も
約49万人が出願した大学入学共通テストは13日、初日の日程を終えた。能登半島地震で被災した受験生が受けられるよう、受験票を紛失しても身分証明書なしで受験可能とするなどの配慮が講じられた。この日は地理歴史と公民、国語、外国語、ICプレーヤーを使用した英語のリスニングを実施。2日目の14日は理科と数学が行われる。 大学入試センター試験の後継として導入された共通テストは4回目。来年からは新学習指導要領対応で教科・科目が再編され、6教科30科目での実施は今回が最後となる。少子化の影響で出願者は49万1914人と1992年のセンター試験以来の50万人割れ。例年受験者が最も多い外国語は91.6%に当たる45万535人が受けた。 能登半島地震で大きな被害を受けた石川県でも余震による大きな混乱なくテストが実施された。 思考力や判断力をみるため、地歴公民では資料やグラフ、地図などから必要な情報を読み解く問題が多く出された。英語のリスニングは機器の不具合などを理由に中断部分からやり直す「再開テスト」を計52人が受けた。