「4~5月って何を羽織ればいいんだ?」問題。賢い“乗り切り方”をスタイリストが解説
みなさんこんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。今年は3月の段階から暖かい日も多く、スプリングコートに袖を通すことなく春が過ぎ去りそうな勢いですよね。とはいえ、朝晩は冷え込むしアウターを一枚も着ないで生活するには寒い……。そんな微妙な気温の春~初夏まで長く使える! スプリングコートの代用、羽織ものアイテムをご紹介します。 【イラスト】初夏まで使える春アウター
春~初夏のおすすめアウター①「シャツジャケット」
スプリングコートは暑い。だけどカットソー1枚では寒い。そんな日に役立つのがシャツジャケット。シャツジャケットとは、シャツのような仕立てで、シャツよりも服地が厚い薄手のジャケットのことを指します。 カーディガンより厚地で風を通しにくいため、ほどほどに涼しい日のアウター代わりにうってつけなのです。
羽織にもなるし1枚で着ればトップスにもなる
シャツジャケットの良いところは、羽織にもトップスにもなるところ。前ボタンを閉めれば一枚のトップスとして着られるので、気温20度以上の日はトップスとして着用するのがおすすめ。 今年新たに手に入れるなら、着丈が短めのクロップドタイプを選ぶと今っぽいスタイルが簡単に作れます。
春~初夏のおすすめアウター②「ナイロンパーカー」
スプリングコートの代用として、おさえておきたい羽織りアイテムはシャカシャカした素材のナイロンパーカー。特長は、薄手ながらも、雨風を避けてくれる撥水性の高さ。商品によって機能性は様々で、適温と暖かさをキープしてくれるものも。 なかには折りたたんで持ち運べるポケッタブルのナイロンパーカーもあるので、用途によってお好みのナイロンパーカーを選んでくださいね。
スポーティにもキレイにも対応できる
いかにもアウトドアといったデザインが手持ち服と似合わない方は、ボリュームスリーブのナイロンブルゾンを選んで。初夏になったら薄手のTシャツやタンクトップ+ナイロンパーカーの着こなしでラフに快活なコーデを楽しめそう。
カーディガンなら少し肉厚なものがおすすめ
今回はピックアップしませんでしたが、定番のカーディガンもおすすめ。初夏まで着られるということを意識すると、薄手のサラサラとしたロングカーディガンなどに手が伸びがちですが、筆者のおすすめは、やや肉厚なミドル丈カーディガン。コーデのシルエットが美しく見えるというだけでなく、冷房の効いた室内でも体を冷やさない素材感が重要です。 ぜひ、これらのポイントを意識して、春アウターの代わりになる羽織りアイテムをゲットしてくださいね。 <文&イラスト/角佑宇子> 【角 佑宇子】 (すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105
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