アイナ・ジ・エンド “芝居の教科書”は広瀬すず 「いつも背中で波動をバンバン出してくれて」
元BiSHで俳優としても活躍しているアイナ・ジ・エンドさんが18日、『第97回キネマ旬報ベスト・テン表彰式』に出席。初主演映画の『キリエのうた』で新人女優賞を受賞し、喜びを語りました。 【画像】映画初主演で見せた新たな一面を語ったアイナ・ジ・エンドさん 淡いピンクのドレスで表彰式に参加したアイナさんは、「本当に本当にありがたいです。夢みたいです」と心境を吐露。「私は岩井俊二監督に見つけていただいて、拾っていただきました。こんな私が映画に出られるのか不安でたまりませんでした。でも、お芝居の教科書みたいな広瀬すずちゃんが、いつも背中で波動をバンバン出してくれて、そこについていったらお芝居が楽しくなっていきました。広瀬すずちゃん、岩井俊二監督、私の心を芯まで温めて育ててくれたキリエチームのスタッフの皆さん、映画館に足を運んでくださったファンの皆さん、みんなのおかげで今ここに立てています。本当にありがとうございます」と喜びを語りました。 映画では劇中に登場する楽曲の作詞・作曲も手がけたアイナさん。制作はBiSHとして解散までの1年間でツアーを駆け抜けていた時期に行っていたそうで、「ギターを相棒のように持ち歩くような日々」だったと明かしました。そして「その中で夜な夜な曲を作り、近隣の迷惑にならないようにタオルで口をふさぎながら作曲していたんですけど、ある日に“自分は何もできない。もう嫌だ”と思って、岩井監督に『私もう曲書けないかも。すみません』って言ったら、『アイナさんが書く方が後で後悔がないと思います』と言ってくださいました。私よりステキな曲を書ける方はたくさんいるのに私に委ねてくれて、その言葉がとても強くて“もうやるしかない”と思って。そうすると焦燥感やヒリヒリした気持ちが自然と曲ににじんできたんです。あの時期に声をかけてくれた岩井監督のおかげでできました」と振り返りました。