名古屋で映画出演者と一緒に楽しめる 「アエルムービー」
名市大で主な映画キャストが登場する特典が
名古屋市立大学(名古屋市瑞穂区)でこのほど、SKE48・佐藤すみれさん主演の映画『燐寸少女 マッチショウジョ』の先行上映会が行なわれた。映画本編の上映だけでなく、主なキャストが登場しての特典が盛り込まれた上映会。関係者に今回の企画の意図について話を聞いた。
人気グループのメンバーが主要キャストに
『燐寸少女』は、ヤングエースで連載中の人気コミックを完全実写で映画化。SKE48のメンバー、佐藤すみれさんが主演を務めるほか、東海エリア発の人気グループBOYS AND MEN(通称ボイメン)の小林豊さん、本田剛文さん、「黒子のバスケ」の舞台・アニメで主演を務めた小野賢章さんなど、フレッシュなキャストが顔をそろえている。 先行上映会“アエルムービー”は、東京と名古屋で計4日間・11回開催。イベント特典グッズのプレゼントや、撮影秘話が聞けるトークショー、出演者が来場者を見送るハイタッチ会など、さまざまな企画が用意された。 登壇者と当選者のサイン入りグッズが当たる抽選会や、出演者の写真撮影ができるフォトセッション、衣裳協力をしたロリータファッションブランドの衣裳を女性キャストが着用して登場する撮影会もあり、ファンにとってはうれしい内容だ。
ふれあいを組み込み役者が身近なアイドルに
『燐寸少女』のエグゼクティブ・プロデューサーである、スターキャット・ケーブルネットワークの兼定さんは、企画の意図を次のように話している。 「映画を上映するだけでなく、出演者とのリアルなふれあいを組み込むことで、スクリーンに出ていた役者が身近なアイドルになります。映画上映とイベントを組みあわせた企画“アエルムービー”は必ずやお客様の満足度を高めると確信しました」。ファン同士はSNSを使って情報交換することが多いため、「イベントの前後は、アエルムービーが話題になることが多かったようです」(兼定さん)
最終日には各回約300人が来場
最終日には、各回約300人が来場。女性の来場者がやや多く、中にはロリータファッションの人も見受けられた。 映画上映後のイベントでは、ボイメン小林さんと本田さんの軽妙なやりとりが佐藤さんなど女性キャストを巻き込み、会場を沸かせる場面が続く。イベント終盤の撮影会では、スマホや一眼レフを手にした観客が、ベストショットを狙って熱心にシャッターを切る様子が見られた。 今回のイベントについて出演者は、「ボイメンや小野賢章さんのファンから、これから応援するよという声援をもらえたり、新たな出会いがあったのがうれしい」(佐藤さん)、「お客さんの満足度の高さが伝わってきたイベント。タキシードを着たりして、僕もちょっとテンションが上がりました」(本田さん)、「お客さんを近くに感じられる、あたたかいイベントでした。撮影で一緒でなかったキャストのみなさんとも交流できた。同年代のキャストが多い、現場の雰囲気も伝わったのでは」(小林さん)と、満足した様子だった。 イベント終了後は、会場の外で写真を見せ合うファンが多く、ツイッター上にも多数の画像がアップされた。SNSを使った情報拡散が映画の動員にもつながるのか、今後の展開が注目される。同映画は28日から全国ロードショー。 (編集プロダクション/エディマート)