"テニス界の神"フェデラー選手、「靴底がオレンジ」で警告をうける⁈ ウィンブルドン選手権のトリビア4
トロフィーにフルーツ
優勝者にはイギリス王室の代表からトロフィーが手渡されるのが慣例。男子のトロフィーはカップ形で、よく見ると先端にはパイナップルが施されている。理由は、トロフィー授与が始まった1887年当時、パイナップルは栽培が難しく非常に貴重なもので、お祝いや歓迎の象徴でもあったことに起因するそう。 いっぽう女子チャンピオンに贈られるのは、「ローズウォーター・ディッシュ」「ビーナス・ローズウォーター・ディッシュ」と呼ばれるお盆形のトロフィーで、繊細な神話のモチーフが刻まれている。 実は、男女ともに授賞式で手渡されたトロフィーはその後すぐ本部に返却せねばならず、かわりに3/4サイズのレプリカが贈られるそう。
ユニフォームが白なのはなぜ?
コート上で身に着けるものをすべて白で統一しなくてはならない理由は、女子シングルスの初代チャンピオンとなったモード・ワトソンが全身白のドレスを着てプレーしたことが起源だとされている。また当時テニスコートは社交の場でもあったため、プレー時に汗が染みている姿は見苦しいことから、汗が目立たない白が採用されたという背景もあるそう。 現在は帽子からリストバンド、ソックス、シューズ、そして下着まですべて白(クリーム色やオフホワイトもNG)で揃えることが求められており、それは試合時だけでなく練習の場でも適用される。しかもかなり厳しめのルールで、ロジャー・フェデラーは2013年に「靴底がオレンジ色だから」という理由でシューズの変更を要求されたことも。控えめなロゴやラインならば問題ないよう。
Harper's BAZAAR JP