与那国駐屯地のオスプレイ事故、パイロットが出力上げるスイッチ押さなかったのが原因
陸上自衛隊の輸送機オスプレイが陸自与那国駐屯地(沖縄県)で地面と接触した事故で、陸自の事故調査委員会が原因を操縦士のミスと結論づけたことが防衛省関係者への取材でわかった。陸自は調査報告書を近く公表する。
オスプレイは10月27日、両翼のプロペラを上に向けて垂直に離陸し始めた直後、バランスを崩し、左翼の一部が地面と接触した。
関係者によると、離陸時にはエンジン出力を上げるスイッチを押す手順となっているが、操縦士は押していなかったという。陸自は事故後、事故機を含めて保有する17機の任務以外の飛行を見合わせている。