焼き肉×ロック 心も腹も満たされる夏フェス 長野
音楽と焼き肉を一緒に楽しむ夏の祭典「焼来肉(やきにく)ロックフェス」が20日、長野県飯田市の野底山森林公園で、2日間の日程で始まった。飯田の焼き肉文化を発信して地域活性化を図る狙いで、今年で10年目を迎えた。地元ゆかりのアーティストらの音楽と焼き肉の香りが、木々に囲まれた公園に広がった。 【写真】フェスで焼き肉を楽しむ人たち
飯田下伊那地域の企業や個人でつくる実行委員会の主催。昨年より1カ所多い4ステージを設け、2日間で計36組が出演する。初日は、同地域出身の2人によるロックユニット「GLIM SPANKY(グリムスパンキー)」や、飯田市出身の演歌歌手小沢あきこさんら18組が、演奏やパフォーマンスを披露した。
会場内の飲食エリアには、肉と鉄板、ガスこんろをセットで貸し出す「手ぶら焼き肉」コーナーを設置。仲間同士や家族連れが、ステージから響く音楽を聴きながら、焼きたての肉を頬張った。友人らと訪れたフリーターの松沢李穂さん(31)=飯田市=は「地域に人が集まって活気が生まれるのがうれしい」と笑みがこぼれた。 実行委によると、2日間で約4700人が訪れる見込み。21日は会場で当日券を販売する。