大通公園の名物「とうきびワゴン」2年連続の値上げ 観光客「妥当」
札幌・大通公園(中央区)で20日、名物の屋台「とうきびワゴン」の今季営業が始まった。北海道産トウモロコシ(焼き・ゆで)は1本500円。2年連続の値上げとなる。 【動画】とうきび値上げ背景に「品切れ対策強化」昨季は臨時休業…歴史は明治から 「物価高による諸経費の高騰、そして『品切れ』を防ぎ、安定して営業を続けるための対応……。様々な事情から、価格改定させていただく運びとなりました」 運営する「山賀畜産」(札幌市)の山賀健一社長は事情を語る。7~10月の毎月10日は「とうきびの日」とし、主に地元向けのサービスデーとして1本300円で販売する。 「許容範囲」「500円でも安い」――。 20日に買い求めた人たちからはそんな声が相次いだ。 沖縄からの女性観光客は「甘みも最高。札幌名物をワンコインで味わえて良かった」。神戸からの観光客・米倉雅己さん(58)は「最近はどこの観光地も高い。妥当な価格だと思う。都会のスーパーのトウモロコシとは甘みが違うと思った」と満足そうだった。 今季のとうきびワゴンは10月14日まで。(原知恵子)
朝日新聞社