高校の部活先輩が性的暴行、山口 私立・運動部、「重大事態」
山口県の私立高校の運動部に所属していた1年生が上級生から性的暴行を伴ういじめを受け、学校が「重大事態」と認定したことが関係者らへの取材で分かった。学校が設置した第三者委員会もいじめが複数あったと結論付け、25日に報告書を県に提出した。 関係者や学校によると、遠征先の県内の宿泊施設で5月、上級生が1年生に下半身の露出を強要。その様子を撮影し、交流サイト(SNS)で他の部員に送るなどした。1年生の首を絞め、浴槽に張った湯に沈める行為もあったという。 学校は5月、被害者とは別の部員からの相談で認知した。翌月、いじめ防止対策推進法が定める「重大事態」と判断し、学内調査を実施した。