【日本株】「連続増配」を20年以上も続けるおすすめの2銘柄! 4期連続で過去最高益を更新予想の「ユー・エス・エス」、配当利回り4%弱の「みずほリース」に注目
【高利回りな連続増配株】25期連続増配で利回り3%超の「ユー・エス・エス」、23期(※上場前も含む。上場後に限れば20年)連続増配で利回り3.9%の「みずほリース」に注目! 【図版】「利回りアップ」と「値上がり」の両取り銘柄を探そう! ●長期で連続増配を続けていて、ROEも長期で伸びている 「ユー・エス・エス」や「みずほリース」に注目! 配当利回りが高い高配当株を買うなら、長期で保有して配当をもらい続けるのが基本。その際、注目したいのが長期にわたり増配が続く「連続増配株」だ。 連続増配株の最大の魅力は、株を持ちっぱなしにするだけでもらえる配当額が増えていき、投資額で算出した場合の配当利回りが自動的に上昇していく点。連続増配株のなかには、10年前と比べて配当が2倍以上になった銘柄も多い。時間を味方につけて、配当収入のアップが狙えるのだ。また、連続増配株は注目されやすいため、株価の上昇にも期待できる。 今回は「10年以上増配が続いている(直近9年以上の増配実績があり、今期も増配を予定)」「ROE(自己資本利益率)が長期で上昇している」という条件を満たす連続増配株に注目した。 10年以上の連続増配株は、コロナ禍などの数々の危機に直面しても、配当を増やし続けてきたということ。企業活動を行ううえで、10年のうちに困難に直面することは珍しくない。一時的な業績の悪化があっても配当額を増やした企業は、株主還元に積極的といえる。 「また、無理なく配当の支払いを増やすには、企業が利益を伸ばす必要があります。つまり、連続増配の銘柄は、強固なビジネスを持っていると言い換えられます」(山和証券の志田憲太郎さん) 一方、ROEは企業の稼ぐ力を表す指標で、数値が高いほどいい。 「ROEが向上している銘柄は長期で業績を伸ばしており、今後も成長が見込めるということ。この条件を加えると、利益増加の裏付けのある連続増配株に絞り込むことができます」(志田さん) 以下では、これらの条件を満たす2銘柄を紹介していこう(※配当利回りや最低投資額などの数字は、2024年10月4日時点。連続増配年数は今期予想も含む。銘柄選定は山和証券の志田憲太郎さん)。 一つ目の銘柄は、足元の配当利回りが3.01%で、連続増配25年のユー・エス・エス(4732)だ。 ユー・エス・エスは自動車オークション会場を全国19カ所で展開する業界最大手。買い取り事業やリサイクル事業も展開する。2026年度まで総還元性向(※当期利益に対する配当と自社株買いの合計金額の割合)80%以上にする還元強化を打ち出した。オークション手数料の値上げや取り扱い台数の増加などを背景に、今期も過去最高業績の更新を見込む。ROEは直近4期連続で15%超えへ。 続いて紹介する銘柄は、配当利回り3.9%で、みずほ銀行傘下のリース会社であるみずほリース(8425)だ。 みずほリースは工場などの設備リースで実績を持ち、顧客やビジネス領域も拡大中。来期までの中期経営計画ではROE12%以上、配当性向30%への引き上げを掲げる。みずほ銀行傘下である財務面の強みに加え、営業資産残高(契約したリースやファイナンスの残高)は右肩上がりと業績も好調だ。足元の配当利回りも約4%と高水準になっている。
ザイ編集部
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