中国の「一方的行動」非難 豪ASEANが首脳会議
【シドニー共同】オーストラリアと東南アジア諸国連合(ASEAN)は6日、メルボルンで首脳会議を開いた。首脳らは会議後に発表した共同宣言で、南シナ海情勢について「平和や安全、安定を脅かす一方的な行動をしないよう全ての国に促す」と表明し、中国がフィリピンやベトナムなどの船舶へ妨害活動を続けていることを非難した。 南シナ海では5日、フィリピン軍拠点に向かう補給船が中国海警局の艦船から放水され、負傷者が出たばかり。オーストラリアのアルバニージー首相は6日の記者会見で「危険で不安定な行動を非常に懸念している」と述べ、当事国が国連海洋法条約に従い、行動するよう求めた。