進学校出身のソフトバンク育成3年目右腕が決意新た 「とべとべホークス」が3軍韓国遠征に密着
TNCテレビ西日本の若鷹応援番組「とべとべホークス」の15日放送分が、公式YouTube「ももスポチャンネル」で22日に公開されました。今回は先月行われた若鷹たちの韓国遠征から、福岡県内屈指の進学校である福岡高出身の育成3年目、井﨑燦志郎投手をピックアップします。 ■【動画はこちら】密着!ソフトバンク3軍韓国遠征 韓国への出発前、井﨑選手は「日本のチームとは違う特徴があると思う。そこで自分がやってきたことがどれだけ通用するか、いろいろ試したい」と意気込んでいました。 異国の地では初戦に先発。「マウンドがめちゃくちゃ硬かった…」と言いつつ結果は6回を投げ3失点でした。変化球をストライクゾーンに投げる課題に取り組んでいる最中ということもあり、「カーブでカウントを取れる機会が多くて、真っ直ぐだけではもっと点が取られていた。6回まで投げられたのはその変化球が(ストライゾーンに)入ったから。収穫はあった」と内容について手応えを口にしていました。 倉野信次投手コーチから「来年以降1軍、2軍で勝負していける」と太鼓判を押されたことを明かした井﨑選手。「評価に見合った選手になれるように」。韓国での貴重な経験を生かし、支配下登録へ向けて決意を新たにしていました。 2週間の韓国遠征では食事も重要な要素です。「美味しかった料理は?」と聞かれた右腕が答えたのは…。まさかの回答にチームメートたちも思わず苦笑いしていました。 ◇ ◇ ◇ 五十嵐悠香アナウンサーの取材後記「とべとべ悠刊号」!ファームの選手たちを中心に、ときにはプライベートの情報まで踏み込む番組の〝ウラ話〟を紹介します。
メンタル強化につながった海外経験
野球の話とは逸れてしまいますが…う~ん、ちょっとは繋がってくるのかなぁ。 私は大学3年次に1年間アメリカへ留学しました。クラスの授業でさえも、なにか発言しないと周りから認められず、友達を作ることもなかなかできませんでした。特に覚えているのは、発展途上国の現状に関する授業。日々、自分と向き合うなかで気がついたのは、分からないことがたくさんあっても「分からない」を恥ずかしがらずに伝えることの大事さ。そんな振る舞いを実践していると、周りもようやく私に向き合ってくれたという経験をしました。 日本に戻ってきてから気が付きましたが、周りの顔色を常に気にして自分を上手く出せなかったり、遠慮がちになったりする人は少なくないと感じます。私もそんな一人でした。でもそんな態度では全く通用せず相手にすらしてもらえない場所がある、と身を持って知りました。ハートを強くすること、自分を表現することの大切さを痛感しました。海外での経験は自身の専門分野のスキルアップは勿論、メンタル面の強化に大きくつながると感じています。 育成選手を中心とした選手が韓国に行った今回のプログラムは、野球の技術に加え、選手たちにとって重要な精神面の強化にもつながったのではないか、と考えると、選手たちのこれからの成長が一層楽しみになります。