【プレミア12】侍ジャパン堂々の全勝突破 ドミニカ共和国に14安打11得点圧勝 & 国際大会24連勝
侍ジャパンは18日、国際大会「プレミア12」オープニングラウンドB組最終戦(台北・天母球場)でドミニカ共和国と対戦し、11―3で大勝。国際大会24連勝を決め、今大会も5戦全勝で負けなしのまま21日からのスーパーラウンド(東京ドーム)に臨むことになった。 すでに前日17日のキューバ戦で勝利し首位通過を決めていたが、ここまで1勝3敗の相手にも妥協なき本気モードで戦った。一進一退の攻防が続く中、2―2で迎えた5回に坂倉(広島)、栗原(ソフトバンク)の連続適時打などで3点を勝ち越し。9回には二死満塁から紅林(オリックス)、さらに佐藤(ロッテ)、五十幡(日本ハム)と3者連続適時打が飛び出し、一挙5得点を奪って大きく突き放した。終わってみれば、チームとしていずれも今大会最多の14安打11得点とフルスロットル状態で台湾での最終戦を締めた。 投げては先発・戸郷(巨人)が4回5安打2失点。その後も井上(巨人)、隅田(西武)、横山(ロッテ)、北山(日本ハム)とバトンをつなぎ、ドミニカ打線を寄せつけなかった。 試合後の井端弘和監督(49)はグラウンド上でインタビューに応じ、霧雨が終始降り続いた試合について「今日もコンディションが悪い中、選手がよくやってくれた。ピッチャー陣も最少失点で抑えてくれてよかったなと思う」と振り返りながら安堵の表情。 そして最後はスーパーラウンド以降に向けても「日本らしくつないで点を取って、ピッチャーで踏ん張って、あと4試合やっていければいいなと思う」と口にし、あたらめて気を引き締め直した。 侍ジャパンは21日のスーパーラウンド初戦でA組2位の米国、22日にA組1位のベネズエラ、23日にB組2位の台湾とそれぞれ対戦予定。その結果を踏まえた上で、決勝戦と3位決定戦は24日に東京ドームで行われる。 大会2連覇を果たせるか。一戦ごとに成長を遂げる井端ジャパンの戦いぶりに注目だ。
東スポWEB