【日本ハム】和田毅引退に自主トレともにした田中正義「野球終わるまで和田さんみたいな姿勢で」
日本ハム田中正義投手(30)が6日、ソフトバンク和田毅投手(43)の現役引退を受け、自らの思いを口にした。 【写真】和田毅と並ぶ妻 ソフトバンク時代、1年目のオフに合同自主トレを行うなど、心身ともに学びを受けたのが和田だった。 そんな“師匠”がユニホームを脱ぐ。田中正は23年の日本ハム移籍後も、和田の立ち振る舞い、練習へ取り組む姿勢、言動、すべてが手本だった。 一問一答は以下の通り。 -和田選手が引退。どんな存在 もう本当に1年目のキャンプから声をかけていただいて。自主トレもさせていただいて。僕の今の野球選手としての核というか、考え方。考え方もそうですし、体の作り方みたいなのを。ほんとに何も知らずに入って来て、そこでなんか核というか、基礎みたいなものを作っていただいた方ですね。 -核っていう部分は具体的に1個挙げるとすると フィジカルで言ったら、やっぱり体の使い方というか。投球の時にどのように体を使うのかっていうところをもう1から教えてもらった。 メンタルで言ったら、練習の取り組みへの姿勢というか。できるまでやる執念というか。できるようになるまでやる執念みたいなものは、本当に、僕が出会ってきた中では、和田さん以上の方を、僕は見たことがない。 一生追いつくことはできないですけど、和田さんみたいな姿勢っていうのは、野球が終わるまで、追い求めなきゃいけないな、っていう思いはあります。 -右左違っても体の使い方で参考になることは 筋肉の数は一緒なんで。それが右か左か変わっただけだと思うんで、僕は別にそこは何も。僕は何も考えてなかったです。 -引退されたことを知ったのはどのタイミングで 昨日のネットニュースで知りました。 -率直にどんな心境でしたか いや、僕が何かを申し上げることは特にないですけど、本当に尊敬する方ですね。はい。 -びっくりはした そうですね。和田さんにしかわからないことばかりだと思うので、そうですね。なんとも言えないですね。 -そうかっていう感じ そうですね。 -ご連絡はされたんですか これからしようかなと。何百通と来てると思うので。今日文章で送らせていただこうかなと思います。 -最初に自主トレしたのは、ちょうど1年目から2年目になるオフ 1年目のオフですね。はい。 -最初、誘われた時ってどんな心境でしたか 1年目は全くケガで投げられなかった1年だったんで。なんとか食らいついて。特に深いこと考えずに必死にくっついていって、何か吸収できるようにと思ってやってました。 -ファイターズに来て、こう守護神としてこう活躍されて、今後、教えてもらったことをどういう風に生かしていきたいですか もう今までもずっとその考えを軸に頑張ってきたので、特に変わらないですけど。僕は僕なりに一生懸命頑張りたいなと。 -その技術的なアドバイスってのも含めて、その人柄みたいなものも尊敬できる そうですね。もう本当に、なんて言うんですかね、ほんとになんて言うんだろうな。分け隔てなくというか、あれだけの実績を持ってる方でも、本当に全員に優しくて、でも自分に厳しくて。 本当に心から、なんて言うんですかね、尊敬させてもらってる先輩ですね。 -かけられた言葉で印象に残ってることやテーマにするようなこととかは そうですね、言葉ですよね。いっぱいあるんですけど、やっぱり今の姿勢ですかね、野球に対しての。 ホークスで最後の年、和田さんが、先発で良くなかった日があって。先発した日、最後まで残ってネットスローをしてたんですよね。そういう、本当にもう40歳を超えて、あれだけ実績を残されてるのに、誰よりも遅くまで残って練習してる姿っていうのは目に焼き付いてますし、そういうところですかね。 僕が野球終わるまで目指さなきゃいけない姿勢みたいなのは、やっぱり、そういうところかなと思います。 -和田さんが先発した日に、和田さんが残って あんまりよくなくて。でも残って。僕がソフトバンク最終年だったので、42歳とかそのぐらいの年だったと思うんですけど、それを見た時に、言葉にならなかった。本当そういう姿勢ですね。