「あなたを守るトップ選んで」 都知事選、山本太郎氏が第一声
れいわ新選組の山本太郎代表は東京都知事選(投開票7月5日)が告示された18日、立候補を届け出た後に、新宿駅南口で第一声を上げた。山本氏は生活困窮者への支援活動をする中で、新型コロナウイルスのまん延後、路上生活者が増えたと説明し、「目の前で困っている人(の生活を)をすぐに底上げするためには、目の前のこの選挙に出て、権力をとり、執行するしかない。そう思った」と立候補の理由を語った。 【ノーカット】東京都知事選が告示 れいわ新選組の山本太郎代表が第一声
そして、「(知事を)やらせてください、やりたいんです。目の前で苦しんでいる人たちを放っておかない。国がポンコツでも大丈夫、その地方のリーダーがあなたを守るという気概があれば。都民に関心のないトップではなく、あなたを守りたいというトップを選んでいただきたい」と支持を訴えた。 山本氏は都民の雇用や生活を守るためには政府が新型コロナウイルスを「災害」として認定すべきだと主張。「(都民生活への)影響をいかに小さくするかが東京のトップの仕事。ならば、まずすべきは国に災害として指定しろとなぜ言わなかったのか。毎日テレビ出ていた。『密です』とか、『ディスタンス』とか。分かっとるわ、そんなこと」と小池百合子知事を批判した。 また、都が地方債を発行すれば20兆円まで調達できるとした上で、知事となれば(1)都民1人1人に10万円を給付(2)高校・大学・大学院生に対し1年間の学費免除(3)医療従事者らに危険手当(1日2万4000円)支給(4)失業者を減らすため都職員3000人の新規雇用――などを行うと訴えた。 今回の都知事選には、現職の小池百合子知事、元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏、前熊本県副知事の小野泰輔(たいすけ)氏らが立候補している。