マレーシアGPで2位表彰台の佐々木歩夢選手（左）【写真：EPA＝時事】

◇オートバイレースの世界最高峰MotoGP 2023年シーズン第19戦 カタールグランプリ Moto3クラス（日本時間11月17日-19日、カタール、ルサイル・インターナショナル・サーキット） 【配信】日本グランプリは久々の無制限開催　盛り上がりを体感できる映像の数々 ポイントランク首位ジャウマ・マシア選手（スペイン/ホンダ）を13ポイント差で追うランク2位の佐々木歩夢選手（日本/ハスクバーナ）。日本人ライダー25年ぶりの軽排気量クラスでの王者を目指す戦いは残り2戦。逆転でのチャンピオン獲得のためにも昨季8月のオーストリアグランプリ以来の優勝が欲しい佐々木選手。 前回、マレーシアグランプリでは積極的なライディングで優勝を狙いますが、最後にチームメイトのコリン・ベイヤー選手（オランダ/ハスクバーナ）に抜かれ2位フィニッシュとなりました。それでも10回目の表彰台は今季クラス最多を誇ります。 来季はMoto2クラスにステップアップして参戦が決まっている佐々木選手。残り2戦、悔いを残さない戦い、結果が期待されます。 18歳の古里太陽選手（日本/ホンダ）はタイグランプリで優勝争いを経験しての2位表彰台。マレーシアグランプリでも初日の2度目のセッションではMoto3に参戦する28人のライダーのうちトップタイムをマークしました。しかし予選に入ると調子を落としたのか、20番Gスタートとなり、決勝も他車に巻き込まれる形で転倒しリタイアとなりました。 カタールグランプリについてはサーキットに良い印象を抱いている古里選手。チームを通じて「カタールは、アジア・タレントカップ時代に 4 回優勝しており、とても良い思い出のあるサーキットです。昨年は足のケガからの回復途中でしたのでレースを欠場しました。僕はこのサーキットのコースレイアウトを気に入っており、今週末は良い結果を残せると確信しています。週末に向けては、シーズン後半から実施していている仕事の進め方をそのまま継続します。このシステムはうまく機能しているだけでなく、レースごとに改善もしています。今週末が楽しみです」と期待を抱きたくなる頼もしいコメントです。 その他、日本人ライダーは鳥羽海渡選手（日本/ホンダ）、山中琉聖選手(日本/ガスガス)がエントリーしています。 ▽残りはカタールGP含め2戦 　11月17日-19日　カタール 　11月24日-26日　バレンシア