市教委がイラスト無断使用 平塚、著作権侵害で賠償
神奈川県平塚市教育委員会は21日、職員が作成したイベント案内に他人が描いたイラストを無断で使用し、著作権を侵害していたと発表した。損害賠償として44万円を制作者側に支払う。市教委は「有料であることの確認が十分でなかった」としている。 市教委によると、2016年3月に開催したスポーツイベントの案内。公民館便りに掲載し、市民と共同管理する地域情報のホームページでも公開していた。無断使用したイラストは、たくさんの人が走る様子が描かれ、有料の素材販売サイトで公開されていた。 制作者が今年6月、弁護士を通じて市側に損害賠償請求書を送っていた。市側は謝罪した上で、案内をホームページから削除した。