長崎日大、23年ぶりのセンバツに笑顔広がる OBに広島・大瀬良
待ちわびた夢舞台への切符が32校に届いた。28日の第94回選抜高校野球大会の選考委員会で、一般選考29校、21世紀枠3校が選出された。連続出場は5校で前回より7校減った一方、復活出場組では日大三島、長崎日大など9校が10年以上の空白を埋めた。公立校は21世紀枠3校を含む10校で、出場校が36校だった2013年の第85回記念大会以来、9年ぶりに2桁に上った。 【あのドラ1も】昨年センバツからプロの扉開いた選手たち ◇ 「喜んでください」。池内一郎校長が声をかけると、長崎日大の選手らに笑顔が広がった。昨秋の九州大会は4強入りしたものの、準決勝で九州国際大付に大敗。悔しさを胸に冬の練習を乗り越えてきた。 センバツは23年ぶり、夏も2010年を最後に甲子園から遠ざかっていた。「やってきたことがようやく実を結んだ」と平山清一郎監督。OBの広島カープ・大瀬良大地投手に憧れて入学した種村隼投手(2年)は「打たれても気持ちで負けない。自分らしく冷静な投球で地元を盛り上げたい」と拳に力を込めた。【中山敦貴】 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では、大会期間中、全31試合を中継します。また、「スポーツナビ」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)でも展開します。出場決定号外はデジタル紙面でご覧いただけます。