石川温が解説 携帯各社のスマホ新料金プラン
ほとんどの人は20GBあれば足りる!
自分に合った料金プランを選びたいという場合は、実際に自分がどれだけデータ量を使っているのかを確認するのがいいと思います。 各キャリアで自分がどれだけ使っているのかというのをネットで確認できたりもしますので、それによって今どれくらいの容量を使っているのかがチェックできます。 ここ最近、自分はどう使っているのかと振り返ってみると、例えば在宅勤務が増えていて家にほとんどいるのであれば、インターネット回線には自宅のWi-Fiを使い、LTEではつながないという人は低容量のプランで十分なのかもしれません。 一方でとにかく外で動画を見まくる、YouTubeやNetflixを見たり、出先でビデオ会議にも参加するような人は、無制限・大容量のプランがいいのかなと感じます。 ビデオ会議の場合ですと、1時間参加すると1GBぐらい平気で消費してしまいますので、大容量プランがおすすめです。 平均的な日本のユーザー利用動向をみますと、データ使用量は大体20GB未満の人が9割近くと言われていますので、ほとんどの人は20GBで足りるかなというところもあり、オンラインで契約手続きができる人は20GBのプランを選ぶというのはひとつのポイントだと思います。
ナンバーポータビリティはメアド持ち出しがポイント
現状で自分の契約している携帯電話会社をやめて、別の会社に移りたいという人には「ナンバーポータビリティ制度」といったものがあります。 今使っている携帯電話番号をそのまま持ち出しして別の会社でも継続して使える、という仕組みになっています。 この仕組みを利用するには、現在契約している会社に電話をして、変更手続きに必要な番号を取得して、その後にその番号と自分の携帯電話番号を持って新しい携帯電話会社を契約するといった形になります。 変更手続きには今まで手数料もかかっていましたが、4月以降は変更手数料もなくなり、他社に気軽に乗り換えやすくなります。 ただ一方で、ナンバーポータビリティ制度でキャリアのメールアドレスの持ち出しは現状できない状況です。 これも総務省で、メールアドレスを持ち出しできたり、転送サービス等が利用できるように設計を改めている段階ですので、もしメールアドレスを持っていきたいという人は、もうしばらく待ってからナンバーポータビリティ制度を利用するといいのかなと思います。
【更新】 2021年3月1日にNTTドコモが新料金プラン発表のため、情報を更新 【発信者】 石川温さん 日経TRENDYで携帯電話業界などの編集記者として活躍後、独立。現在は国内キャリアやメーカー、グーグルやアップル、中国メーカーなど幅広く取材し、専門誌、一般誌に最新情報を執筆している。