福島第一原発、デブリの試験的取り出し完了 東京電力
東京電力は7日、福島第一原発2号機のデブリの試験的取り出しに成功したと発表しました。デブリの取り出しは13年前に起きた事故以来初めてです。 【映像】デブリをつかむ様子 福島第一原子力発電所では、原子炉の中で溶け落ちた「燃料デブリ」の総量が、1号機～3号機までで約880トンあります。この大量のデブリの取り出しは「廃炉最大の難関」とされ、東京電力はまず試験的に少量取り出すことを目指していました。 取り出しの計画は着手までに3年遅れ、2024年9月に作業が始まってからもミスやトラブルでたびたび遅れました。東京電力は、7日午前11時40分に原子炉格納容器の底にあった直径5ミリほどのデブリを容器に収納し、取り出しを完了したと発表しました。取り出されたデブリは、今後茨城県内の施設に運び入れ分析される予定です。 （ANNニュース）
ABEMA TIMES編集部
