「まだまだ輝いていたい」選んだ乳房再建 がん手術後の“選択肢”を伝える12人の写真集 蜷川実花さんが撮影
■12人を撮影 選択肢を「広く知ってもらいたい」
「乳房再建という選択肢を広く知ってもらいたい」 そんな思いが集まり、写真集が制作されました。写真家の蜷川実花さんが、乳がんの手術後に乳房再建をした12人の女性を撮影。齋藤さんも、この写真集にモデルとして参加しました。
背景のピンク色は、撮影当時、髪の一部をピンク色に染めていた齋藤さんをみて、蜷川さんが選んだそうです。撮影しながらモデル一人ひとりに声をかけ、「和ませてくれて褒めてくれた」といい、安心してモデルをできたといいます。 以前は引っ込み思案だったといいますが、乳房再建によって「人生一度きりだしやりたいことはチャレンジしよう」と考えるようになったという齋藤さん。チャレンジの1つとして、SNSで乳房再建の経験を伝える活動を始めました。今回の写真集は、再建した胸を見てもらえる良い機会だったといいます。 ──体を撮られるのに抵抗はなかったですか? 齋藤さん 「私はなかったですね」 「YouTubeとかインスタで全部出すことはないじゃないですか。こういう形で本になって、悩んでいる方とか(患者さんの)ご家族に見ていただけたらうれしいなと」 乳房再建を「する」「しない」は個人の選択です。乳房を摘出する人に乳房再建について知ってもらい、「選択肢の1つとして参考にしてほしい」と齋藤さんは話しています。