ASUS「NUC 14 Pro+」レビュー、ツールフリーメンテナンス可能でIntelから高品質を引き継ぐNUC後継機
底面にある二種類のロックを外し、底面カバーを取り外すことで内部へアクセスできます。ツールレスの設計とのことでしたが、回すタイプのロックはマイナスドライバーのようなものがないと難しかったので注意が必要です。 背面カバーを取り外すとまずはファンが現れます。このファンを持ち上げるとSO-DIMMのDDR5メモリスロット(2枚)と2280サイズのM.2 SSD、その隣に2242サイズの空きスロットが1つあります。スペースの都合なのか空きスロットが2242サイズなのはやや残念ですが、空きスロットがあること自体はありがたいです。
■ベンチマークで性能をチェック NUC 14 Pro+は、モバイル向けの第14世代Intel CoreプロセッサであるCore Ultra 9 185Hを搭載しています。16コア22スレッド(Pコア6基+Eコア8基+LP Eコア2基)とハイエンドなCPUで、12/13世代のCoreシリーズに搭載されていたPコアとEコアに加え、より省電力なLP Eコアを搭載することで性能と省電力性を両立しています。内蔵GPUも世代が進んで性能が向上しています。
CPUは、2世代ほど前までのミドルクラスのデスクトップ向けCPUと同等かそれ以上の性能を発揮しています。内蔵グラフィックスを使うのでゲーム性能は高くありませんが、画像編集や軽めの動画編集などであれば快適にこなすことができました。
CPUの世代は新しくて高速だけどメモリやSSDは...ということもなく、メモリはDDR5、SSDはPCIe4.0としっかり高速な規格が採用されています。CrystalDiskMarkでSSDの速度を計測したところ、シーケンシャルリードで約7,000MB/s、シーケンシャルライトで約5,000MB/sと文句なしの速度でした。 今回この製品を試してみて、最新世代のCore Ultra 9 185Hを搭載しつつかなりコンパクトに仕上がっている点が好印象。高性能で拡張性も高く、インタフェースも十分な数が備えられている製品だと感じました。
でこい