今月１日に米原市伊吹で発生した豪雨による土砂災害。現在も、「緊急安全確保」の発令が続いています。 こうした状況を受け、４日、米原市の平尾市長は、県に緊急要望書を提出し、土砂の撤去や住宅再建への支援を求めました。 米原市伊吹では、今月１日、住宅裏の山の斜面が崩れて、土砂が住宅に流れ込みました。住民にけがなどはありませんでしたが米原市は、直ちに安全を確保するよう求める「緊急安全確保」を発令。住民らは現在も、避難を余儀なくされています。４日の午後、米原市の平尾道雄市長は県公館を訪れ、三日月知事に土砂災害に関する緊急要望書を提出しました。 提出された緊急要望書では、 ・土砂が堆積している勝山谷川砂防堰堤の土砂撤去などへの早急な支援。 ・今後の災害防止のための新しい砂防堰堤の設置。 ・また、被災した道路や住宅の修繕など生活再建の財政的支援 という３つがおもに要望されています。米原市によりますと、３日午後９時時点での避難者は２４人で、現在も「緊急安全確保」解除のめどは立っていないということです。